11月11日(金)そらの楽音

開幕の稽古。「てにをは」やこまかい部分でつい間違えがちです。川は流れるのではなく、川が流れる。汗が出たのではなく、汗が出る。これら、こんな、あの、どんなに、けれども、等々。
賢治の言葉は、一見親しみある言葉づかいにみえるのに、読んでみると日常の言葉とはまるで違っていて、なかなか馴染むことができません。やさしいのに、ぎらりとして、しなやかです。
今回は朗読ですし、賢治の言葉の露や楽音に少しでもつりあうよう、音の精度をあげていきたいです。