10月3日(月) 通し稽古に突入!
・ぎあに
冬泉響の芝居が仕上がるまでに、こんなに作っては壊しを繰り返しているとは思わなかった。
いつもは、その作業が済んでほぼ固まった頃に私は稽古に来始めるので、決定された自分の出番の部分を必死で覚えて何とか本番に間に合わせていた。
今回は回数や時間は少なくても早い段階から参加できたので、群読や全員での所作に私も加わることができる。
みんなに迷惑をかけてはならぬと、段取りを懸命に覚えて次の週に行ってみると、覚えたところは全部無しになって新しい形になっている。
演出の決断は実に鮮やか。なるほど、そのほうがずっといい! と思う。
芝居は生きている。成長する。進化する。
が、退化した脳みそには、覚えることと同じくらい覚えたことを忘れるのも難しい。困ったものだ。そのうえ、ちょっと激しい動きをすれば体は壊れるし、日頃鍛えていないノドは叫べばすぐつぶれる。
いやー、老体はもろいものだ。
などと泣きごとを言っている暇はない。
頑張れ、私!(ちかがよく言う)
いざ、混沌の海へ!