7月4日(月) 来客

月曜稽古。先生の腰痛は大丈夫でしょうか。無理をさせてしまいました・・・。お大事にしてください。

基礎のあと、朗読をやろうと畳に座って本を開いたとき、深が、あ!と何かを発見。ん?細い棒のようなものが。動いています。

ムカデを小さくしたような虫です。畳のうえをせわしなく走っています。
足が多いものにはめっぽう弱いという深。私も捕まえて逃がしてやることがなかなかできない。ふたりして気になって、でもどうにもできなくて、ずっと眼が離せずにいます。眼を離しているうちに姿を消して、あいつどこにいるのかしら・・・と気になるのが嫌なのです。そしてふいにまた足下あたりに現れて脅されるのも恐いのです。

子どものときは平気だったはずなのに。

結局、広い和室の真ん中をすすむ小さな命を感じながら、部屋の隅で、背を向けるのは恐いのでふたり並んでそちらを向いたまま、朗読の練習をはじめました。暗がりへとむかって徐々に小さくなってゆく蠢き。やがて稽古が終わればすべて真っ暗になり、私たちを閉め出したあとは、他の仲間も闇から姿を出すのでしょう。蛍光灯の明かりをつけて、我が者顔にどすどすと地を踏みつける、我らが実は迷惑な訪問者なのでしょう。


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