お狐様!

昨晩稽古の帰り道、車で角を曲がると左側の広い畑の中に並足でトトトッと走るものがあり、白い光の輪の中に映し出された姿は紛れもなく狐でした。
クッとこちらを振り向き、目が合った。思わず息をのむ。
先端だけが白いふっくりとした尾をすっと一文字になびかせ闇の中へ跳び去って行った。


家に帰るなり「そこの畑に狐がいた!」と言うと、「えーっ、きつね色の犬じゃないの?」とか 「疲れてるんだよ。早く寝たら・・・」などまったく信じてもらえない。
たしかに疲れてはいたけど、犬でも猫でもなく間違いなく狐だった。


そういえば不思議なことに昼間の舞台の仕事で、これはもう無理という絶体絶命の危機をするりとかわすことができた。何だか自分の力ではない気がしていた。
もしかして 守護神なの?


考えてみると生まれてから幼児期を過ごした広島でも己斐の神社のすぐ西に住んでいたし、その後育った東京でも東伏見稲荷の東に20年以上暮らし、今も群馬で小泉稲荷神社のすぐそばに家がある。
偶然だと思ってはいるものの、  引寄せられたのか 引寄せたのか・・・


何はともあれ舞台が無事に終わったことに感謝。1日と15日は神社の拝殿が開く日なので今日さっそく参拝しお礼を申しました。


冬泉響の公演にも、どうぞ御加護を・・・
おっと、神頼みの前にしっかり稽古しないとね。

頑張りまーす。

            ぎあに