• ちゃぐ

今日は、卒業記念発表会という会を開いて頂きました。こんな会を開いて頂いて、本当に幸せです。

 拶所と宮沢賢治の「おきなぐさ」を合わせた素晴らしい作品。この時期になって新しい作品世界と出会えたこと、劇団員のみなさんの貴重な時間を頂いて稽古に励むことが出来たこと、なんだか懸命に旅立ちを祝って頂いたこと、どれも予想だにしなかった贅沢です。

 今日も、一族大集合、みなさんの顔が見られて、こんなに集まって頂けるとは思っていなかったこともあり、感激です。 忙しい時に、来て頂いて本当にありがとうございました。

 帰ってから、みなさんに書いて頂いた寄せ書きを読んだのですが、ただただ胸がいっぱいです。今までで一番、大切な寄せ書きになりました。

たくさんプレゼントも頂いてしまい、本当にこんな私がこんな事までしてもらっていいのか、という疑問でいっぱいですがとても嬉しいので大切に使います!そして、お菓子も美味しく頂いております!笑。

 体調がすぐれなかったりと来られなかった方もおられましたが、これまでの、たくさんの人たちと作った劇そのものが、私の人生の中核だったと気付きました。

 もっと成長したい、いつか受け入れられたい、と未来ばかりみていた劇団生活でしたが、前ばかり見て走っていたその瞬間にこそ、私はその時を生きていたのだなと思います。ひとつひとつの劇が、とても特別でした。

 特別な場所でたくさんの善良な人に出会え、同じ時間を過ごせたこと。同じ言葉を味わえたこと。感謝の言葉をいくら言っても足りません。


 まさか、本当にこの日が来るなんて。今でも時々昔の公演の台詞がふいに蘇ってくるので不思議です。「かるめらを、焼きましょう〜♪」一年生の時の冬の水琴窟のエンディング、この歌を歌った後の役者の笑い声が、発表前日からずっと聞こえています。しかしあの笑い声の時から、この日のことをなんとなく感じていたような気もします。


 長くてまとまらない文章になってしまいました。ごめんなさい。

 今まで、面倒を見て頂いて、沢山の場面に出会わせて頂いて、本当にありがとうございました。この場を借りて、感謝の気持ちを伝えさせて頂きます。