・ちか
太田こどものくにでの朗読「注文の多い料理店」が終了しました。
あっというまの公演でした。はじめての子ども向け。どうなるかと思ったけど、観に来てくれた子どもたちの反応を一つひとつ感じることができました。
にゃあー

‐ 薫

何とか無事に、朗読公演が終了しました。20分という短いものでしたが、公演後はどっと疲れが出て、今週はぼんやりと過ごしています。まだ時々、「クリームをよく塗りましたか?」なんて声が聞こえてきたりします。
今回は子供向けの朗読ということで稽古をはじめましたが、途中から、子供用とかそんなことを言っていられなくなって、とにかく仕上げることで精一杯でした。おかげで、お父さんお母さん方にも好評だったのでよかったです。でも、子供たちも、思いの他しずかに、真剣にきいてくれました。こちらが間近から視線を送っても決してそらさず、しかも、その目は何か批判するでも判断するでもなく、ただまっすぐにこちらに返ってきます。その平らで深い、澄んだ瞳に、視線を投げかけたはずのこちらも同時に吸い込まれるような感覚があり、その時間の透明度が、大人のお客さんとはまた少し違う気がして、新鮮でした。朗読は舞台の設営も楽ですし、基本的にはどこでもできるので、機会があったら、またどこかでやれたらいいなと思います。